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中国武術の太極拳を、スポーツジムのレッスンプログラムで初体験しました。
私は高校生、大学生の頃、少林寺拳法を少し習っていたのですが、ゆったりした動きの太極拳にもヨガブーム同様、憧れました。映画やコマーシャルでよく、丘の上とか公園で大勢の人が流れるような動きの体操をしているのが、かっこよく見えたんですね(笑)。
さて、太極拳のエクササイズが始まる前に、先生から挨拶の仕方を習いました。右手をグー、左手をパーにして両手を合わせて、礼をするのです。オー、拳法っぽいですね~。
それから先生が、エアロビクスやジョギングなどの動きの早い有酸素運動よりも、ゆっくりとしたエクササイズの太極拳で深く呼吸した方がより脂肪が燃焼しますよと言いました。
お腹に脂肪がたまるメタボリックシンドローム(内臓脂肪症候群、通称メタボ)は、腹部の内臓周辺に脂肪がたまって、動脈硬化が進行しやすくなる状態のことです。生活習慣病の一つとして、考えられています。
メタボリック症候群の原因には、運動不足、食べ過ぎ、野菜や海草不足、スナック菓子や清涼飲料水などの過剰摂取、不規則な生活、毎日きちんと食事をとらないなどがあげられます。
でも筋肉強化エクササイズでは、体のコアの筋肉までは鍛えられません。内臓脂肪は体の奥にたまっているので、ゆったりとした動きで深い呼吸をする方が、内臓脂肪が燃焼して減っていくのです。
太極拳には、メタボ予防、メタボ防止のほかに、こんな効果があります。
・アンチエイジング(若返り効果)
・神経系統を目覚めさせる
・心臓や血管、呼吸器系統の改善
・体内物質代謝による美容効果
・消化器系統の機能アップ
・骨や筋肉、関節の老化を防ぐ
【入門太極拳】
初心者用として、最初に覚える太極拳の動きは、8つあります。
1.予備式(ユベシ)
2.起勢(チシ)
3.手揮琵琶(チョウヘイピパー)
4.倒巻肱(ダオジュアンゴン)
5.野馬分鬃(イェマフェンゾン)
6.単鞭(ビェン)
7.十字手(シズショウ)
8.収勢(シュウシ)
まずは体をリラックスさせて、動きと意識と呼吸を一つに組み合わせていきます。
呼吸は、動きの始めに吸い始めて、動作が終わるときに吐き終えます。
ちなみに、太極拳の動きとして驚いたのは、肩を上下させないことでした。
腕を前に伸ばしたりすると、普通は自然に肩も上に上がるものですが、太極拳では肩を上げないように、腕は前へ伸ばすように動かすそうです。
それぞれのスポーツによって、動きや筋肉の動かし方、使い方が違うので、興味深いですね。
【生涯スポーツとしての中国武術】
中国武術といえば日本では太極拳といわれるように、太極拳は愛好者が約100万人もいるといわれています。
若い人から年配者まで健康のために始めることが簡単で、また初心社でも気軽に始められるのが魅力です。
その他、格闘技としての中国武術も広まっていますが、長拳や南拳などの伝統武術が若い人たちの中で普及しています。
太極拳は競技スポーツとしても、発展しています。第11回アジア競技大会(1990年)では日本選手が銅メダル2個、第13回アジア競技大会(1998年)では、男子太極拳で銅メダル、女子長拳3種総合で銅メダルを獲得しています。